正直、日本でのUSCMA(米国公認管理会計士)の知名度はまだまだ高いとは言えません。
しかしUSCMAは、実は日本人にとって非常に有利な資格なのです。
その理由として、以下の3つのポイントを挙げることができます。
- 最も主要な管理会計の国際資格である
- 国際的に認知された資格である
- 日本人にとって受験・登録がしやすい
最も主要な管理会計の国際資格である
AIやRPAの本格導入により、会計業務は近年急速な自動化の流れの中にあります。
そんな中、人間のクリエイティビティが求められ、自動化が難しいとされているのが意思決定のための会計である管理会計です。
USCMAはそんな管理会計の専門的な知識を、英語で運用できるスキルを持っていることを証明する資格です。
このことは、就職・転職市場においても高い評価を得ることにつながっています。
国際的に認知された資格である
日本ではまだまだ知名度の低いUSCMAですが、世界では100カ国以上の国々で80,000人以上の資格登録者を有する、国際的にも非常に知名度の高い資格なのです。
このため、日系企業だけでなく、外資系企業への転職・就職にも絶大なアピールとなります。
日本人にとって受験・登録しやすい
USCMAの登録要件は、試験の合格のほか、大卒資格と2年間の実務経験のみ。
上記を満たしさえすればライセンス取得となり、名刺に「USCMA(米国公認管理会計士)」と書くことができます。
関連情報:受験資格(登録要件)
また、受験にかかる費用は総額でも15万円ほど。
合格までの平均期間は9ヶ月ほどです。
膨大な費用と、複雑なライセンス取得要件を要するUSCPAに比べ、日本人にとって非常に受けやすい・取りやすい資格であると言えるでしょう。
関連情報:受験料・その他料金
こんな人にオススメ
上記の通り、USCMAは日本人にとてもオススメの資格です。
特に、「英語と会計を武器にキャリアを築いていきたい」と考えている人にオススメです。
僕自身、これまで英語と会計という2つのスキルの掛け合わせに何度も助けられてきました。
日本では、英語と会計の資格といえばUSCPA(米国公認会計士)が定番ですが、上にも書いた通り日本人がUSCPAを取得するには膨大な費用と時間がかかってしまいます。
そのコストは誰もが負担できるものではないでしょう。
「時間とお金が許すならUSCPAを目指したいけど・・・」と思っている人も多いのではないでしょうか。
その点、USCMAは費用も勉強時間もUSCPAに比べて格段に少なくて済みます。
それでいて世界的に認知されたれっきとした国際資格なのです。
日本人が英語と会計スキルを証明するのに、USCPAとは別の選択肢としてUSCMAを検討してみてはいかがでしょうか。