USCMA試験はPart1とPart2の2科目から構成されます。
各Partの内容は以下の通りです。
Part1
出題内容 | 構成比 |
External Financial Reporting Decisions (財務諸表報告の決定) | 15% |
Planning, Budgeting and Forecasting (予算の計画、予測) | 20% |
Performance Management (実績管理) | 20% |
Cost Management (原価管理) | 15% |
Internal Controls (内部統制) | 15% |
Technology and analytics (テクノロジーと分析) | 15% |
Part2
出題内容 | 構成比 |
Financial Statement Analysis (財務諸表分析) | 20% |
Corporate Finance (コーポレートファイナンス) | 20% |
Decision Analysis (意思決定分析) | 25% |
Risk Management (リスクマネジメント) | 10% |
Investment Decisions (投資意思決定) | 10% |
Professional Ethics (職業倫理) | 15% |
2つの科目についてはどちらからでも受験することが可能です。
問題形式・制限時間
問題形式は両Partとも共通で
セクション | 問題数 | 制限時間 |
択一問題 (Multiple choice) | 100問 | 3時間 |
論述問題 (Essays) | 2問 | 1時間(1問30分) |
の2つのセクションで構成されています。
なお、択一問題を自ら終了するか、3時間が経過すると論述問題に進みます。
論述問題に進むと再び択一問題に戻ることはできません。
合格率
合格率は
科目 | 合格率(世界平均) |
Part1 | 45% |
Part2 | 45% |
となっており、落とすための試験ではなく、適切に勉強すればちゃんと合格する試験になっていることが分かります。
採点
素点(正答数)は統計的手法により0〜500点のスコアに換算され、異なるテストを受験しても難易度による不公平が起こらないようになっています。
なお合格点は360点です。
電卓の使用について
CMA試験では電卓の使用が認められています。
なお電卓は「プログラム機能付きでないもの」とされていますが、CMA Handbook 2020によれば
- Texas Instruments’ BA II Plus
- HP 10bII+
- HP 12c
- HP 12c Platinum
などの特定の「金融電卓」は使用可能であることが明記されています。
これらは金利や年金の計算が簡単にできるものですが、使いこなせる人はぜひ活用すべきでしょう。
科目合格について
USCMA試験は、受験申請料(Entrance fee=$280)の支払いから3年以内に2科目すべてに合格すればよく、3年以内に両方の科目に合格できなかった場合は、それまでに合格した科目も失効してしまいます。その場合、新たに受験申請料を支払う必要があります。
関連情報:テスト日程・会場